AKB総選挙がいまひとつ盛り上がらないのは、前田敦子vs大島優子のような激しいライバル対決がないからだ。運営が戦闘ムードを煽りに煽り、業界もアイドルもファンも盛り上がった。

 負けたほうが自殺するのでは?

 ……などと、アイドル好きが心配するほどだった。

 みんな、狂ってましたね!

 ところが指原莉乃vs渡辺麻友では全く盛り上がらない。一応はライバル対決ではあるのだが、アイドル本人もAKB運営も戦闘ムードを煽らない。これでは総選挙が盛り上がらず、退屈なものになってしまう。

 (八百長ではないが)八百長化がすすんだ……と、私はブチあげたい。

 なんでこんなことになってしまったかというと、AKBの所属事務所の意向が強く働いていると筆者は察する。

 前田敦子と大島優子はどちらも所属は太田プロ。前田大島が激しく争い、前田が負けても大島が勝つなら太田プロ的には美味しい。大島が負けても前田が勝つのだから、太田プロ的にはやっぱり美味しい。

 勝敗がどっちに転んでも、勝つのは結局は太田プロ。

 ならば盛り上がらない総選挙になるよりは、対決ムードを煽りまくって大炎上したほうが太田プロ的には儲かるのである。

 そんな幸せな構図があって、AKB本人、運営、ファンが盛り上がりまくる楽しいAKB総選挙があったわけだ。

 しかし、時代は変わった。

 指原莉乃(太田プロ)vs渡辺麻友(尾木プロ)のライバル対決を煽りまくったのでは、そりゃ勝った方の事務所は得をする。しかし負けた方の事務所は大損だ。

 太田プロと尾木プロの間で利害調整を上手くやって、双方が儲かるようにする手もあるが、そもそも激しい対立抗争を尾木プロが好まないのかもしれない。

 事務所の面子をつぶすのはよろしくないので、 そもそも激しく戦わせることをAKB運営がしなくなってしまった。それを忖度したファンも沈静化し、指原ファンvs渡辺ファンが対決ムードを激しく煽ってヒリヒリすることはない。

 そりゃ小競り合いはあるのだろうけど……。

 同一事務所どうしでの内輪の争いでなら、激しい総選挙1位争いはありうる。だがそうでない場合、ヒリヒリするような総選挙はありえないのだ。

 ボンヤリと各所属事務所が持ち回りで、総選挙1位をまわしあう感じになってしまう。そのような忖度がなかったとしても、中途半端な人気しかない女のコたちが、ポツポツとセンターとるようでは、やっぱりつまらない。

 八百長のようにつまらないAKB総選挙、それでいいの?

 そんな問いかけを発したいのである。